認知言語学に基づく英文理解と説得のための英語
本書では認知言語学をベースにして英文法を解説しています。「認知言語学とは人が世界をどう感じているか、出来事に対してどんな感情を持っているか、相手との距離をどう感じているか、そんなことが言語とそのルール(文法)を作っていると考える言語学です。」(著者前書きより抜粋) 。本書を読むことで、英文法を新しい見方で捉えることができるはずです。
また、本書では、ただ「英語ができるようになりたい」という漠然としたゴールではなく、学校でのレポートや論文、ビジネスでのプレゼンテーションや交渉などで最も求められる「説得するための英語を身に付ける」という明確なゴールを設定しています。
まずは英語で何を話したらよいのかを考え、テーマを決めて話の組み立て方を学びます。そして、その話の中で「説得」のために必要な英文法について、時吉先生と問題を解きながら理解を深めていきます。
【本書の特長】
1 英文法を自分の英語にどう活かすかがわかる
本編全5章40ユニットの構成。全編を通して、人を説得する(議論で相手を打ち負かすことではなく、自分の意見と理由をしっかりと伝え納得してもらう)英語を身に付けることを基軸にしており、英文法を自分の英語にどう活かすがわかる。
2 中上級者も難しいと感じる文法が肌感覚でわかる
認知言語学をベースに解説。英語のネイティブスピーカーがどのように世界を認知しているのかが理解できる。より深い内容に踏み込んだ中上級者も難しいと感じる文法(可算名詞・不可算名詞、冠詞、総称用法など)が肌感覚でわかる。
3 先生と生徒の対話形式なので読みやすい
本文は先生と生徒の対話形式の読みものタイプ。生徒が先生に質問をしたり先生のもとで問題を解いたりしながら学習が進むので、生徒になった感覚で読むことができる。